14thLiveに行ってきた話

エミリーとまつり、そしてこのみと莉緒の主演公演。ちゃんといいライブだったよ!の話と、自分にとってライブって何だろうの話。

  • アイドルマスター_ミリオンライブ!

最初

色々とドタバタしていたら、あっという間に10月も終わり頃になってしまった。

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 14thLIVE、略して14th。2026年9月19-20日に開催された、ミリオンライブ!4回目の主演公演。

久しぶりの遠征だったことや、いくつか形に残しておきたい出来事もあったので、今回もライブの記憶を文章にまとめてみようと思う。

11thの時と比べると自分の中の執着心が少し落ち着いたこともあって、今回の14thは行くかどうか正直迷っていた。
天秤にかけていたのは、遠征にかかる時間と費用。そして、今回行かなかったらしばらく会えなくなるラウンジメンバーや知り合いとの時間、さらにはオリメンが揃う「不思議発見ラボ!」の披露だった。

不思議発見ラボ!は、ひなたが数年ぶりにセンターに立った曲だ。11th再演の時に、担当であるひなたと可奈の出演が見送られたのもあって、ひなたがミリオンの周年ライブに出演すること自体が2年半ぶりになる。

自分の今後の予定を考えて、やっぱりちゃんと一回ライブに行きたいなぁという気持ちがあった。

色々と悩んでた途中、SNSでよくお見かけする方が同行者を募集しているのを目にした。完全に決意が固まったわけではないけど、とりあえず聞いてみようと声をかけてみたら、思いのほか快諾していただけて、こうして14thへの参加が決まったのだった。

前準備

せっかく自分で絵を描けるようになったのだから、一度ライブのために服を作ってみたいと思い、前回の11thでは主演のテーマに沿った自作Tシャツを作った。

そのTシャツを結構褒めてもらえて嬉しかったのと、自分自身の目印にもなったため、今回も11thの時に倣ってオリジナルTシャツを制作することにした。

不思議発見ラボT
不思議発見ラボT

自分にとって14thで一番期待してた要素が不思議発見ラボ!だったのもあって、今回はDay1出演のこの曲のメンバー3人をテーマにしてTシャツを作ってみた。

ついでに名刺のデザインもちょっとだけリニューアルした。

14thに向けて新調した名刺
14thに向けて新調した名刺

イラストは11thの時のを踏襲しつつ、表面の加工と裏面のデザインを一新してみた。

画像では少しわかりにくいかもしれないけれど、ライトの部分に反射する加工を入れている。

こんな感じ
こんな感じ

これで前準備は完了。後は東京に向かって、ライブを楽しむのみ。

ライブ

今回の会場
今回の会場

14thLiveは初のツイン主演として、原宿にある代々木第一体育館で開催された。

今回の主演のアイドルは、Day1はエミリーとまつりで、Day2はこのみと莉緒だ。

ちょうど14thの日程と被るように、台風が東京周辺へと近づいていた。進路予想を睨みながら、この1週間はとにかく無事に開催されることだけを祈り続けた。
結果的に台風は思ったよりも進むのが遅く、雨は降ったものの、ライブ自体は予定通り開催されることに。天気にはあまり恵まれなかったけれど、雨と曇りを繰り返す空の下、いよいよ開演の時間を迎えた。

day1の視野
day1の視野

Day1の座席はアリーナの後方だった。

day2の視野
day2の視野

対してDay2は、たぶん今まで行ったライブの中で、一番ステージに近い席になった。

11thの時は、ほぼ最後方だったにもかかわらず自分の心がズタボロに揺さぶられたので、それ以来あまり席の場所は気にしなくなった。けれど、いざここまで近い席になってみると、見えてくる景色もまた変わるんだなと思った。


ライブ中に特に印象深かった場面について。

Day2は席がステージに近かったこともあり、このみの声優さんがパフォーマンスをしている時、その影がステージ際の構造物に大きく投影されているのが見えた。
そのシルエットが、まるでこのみ本人がそこに立っているかのように見えて。演出の意図だったのかどうかは分からないけれど、「そこにいる」という実在感がものすごく強かった。

もう一つ強く印象に残っているのは、Day2のトークパートで、ステージの一番右端に立っていたキャストさんのこと。たしか奈緒の声優さんだったと思う。
主演の2人からは少し遠い位置だったからか、背後にある大きなスクリーンを振り返って見上げていたのだけれど、そのうちにだんだんと涙が止まらなくなってしまったようで。涙顔のままで正面を向くことができない状態になっていたところで、隣にいた昴の声優さんが気づいて、そっとタオルを渡してあげていた。
それでも、みんなに今の顔を向けるのはきつかったのかな?
主演の2人が最後の挨拶を言い終わるまで、彼女はずっと背面のスクリーンを見上げたままだった。
これは配信には多分映っていないので、現場にしかない記憶になる。

後から知ったのだけれど、奈緒の声優さんと莉緒の声優さんは、初期に同じ事務所で頑張っていた仲間同士だったみたい。もしかしたら、声優業を始めたばかりの頃と、莉緒というアイドルと、そして隣を歩んできた仲間の姿が重なって、いろんな思い出が込み上げてきたのかな……など。

そんな舞台上の一幕を、少しだけ垣間見たような気がする。

感想

今回の14thは主演公演シリーズで初の「ツイン主演」ということで、始まる前はどんな形になるのか心配だった方も多くいた。でも蓋を開けてみれば、それはすごく洗練された見事な主演公演だった。

特に、両日それぞれの主演2人分のソロ曲がちゃんと披露された上で、主演それぞれのソロ新曲、さらにデュエットとしての新曲もちゃんと用意してあって、この舞台を作り上げた方たちの「主演」という枠組みへの使命と追求を強く感じられた。
事前に多くの人が抱いていた「それぞれの主演公演ではなく、単なるデュオ公演になってしまうのではないか」という不安を、気持ちいいくらいに一掃してくれるパフォーマンスだった。

今回の公演はサプライズの連続だった。Day1の2階から登場した思いもよらなかったトロッコ演出や、ライブが終わった後にもう一度始まった「二次会アンコール」や、いつもの業務連絡コーナーではなく、最後の最後に特大サプライズとして発表された「ミリシタ10周年記念ライブ」など、今まで見たことがないような衝撃が次々と用意されていた。
やっぱミリオンライブはこう来なくっちゃ!と思わずにはいられない展開だった。

個人的に嬉しかったのは「パンとフィルム」と、「侠気乱舞」が披露されたところかな。あと何よりも、エミひなのアマテラスが披露されたこと。
この曲はコミカライズ「Blooming Clover」の限定版CDにしか入ってない曲で、ミリオンで披露されるのはDreamin' Groove以来かな?
組み合わせとして少しマイナーなのもあって、予想ではあるかどうか分かんないの枠に入れてたけど、やっぱりエミリーとひなたを語るのであれば、BCでの物語なしには話せないことがいっぱいあって、そこをちゃんと大事にしてくれてたのが嬉しかった。

ただ、個人的な心残りが……やっぱり少しだけあるかな。
公演自体にはまったく文句はないのだけれど、せっかくオリメンが揃っていて、自分が一番期待していた「不思議発見ラボ!」が披露されなかったのだけは、ちょっとした心残りだった。

披露されなかった理由を考えてみると、今回の公演のテーマと少し合わなかったのか、あるいは曲のイメージがセンターであるひなたに強く寄っているため、今回の主演公演の枠組みには適していなかったのか。おそらくそのあたりなのかなと思う。
どちらにせよ、この楽しみはまた「いつかの次回」に預けられたわけで、これに関しては気長に待つしかなさそうだ。いつか来るであろうひなたの主演公演ではきっと披露してくれると思うので、それまでのお預けかな。

ちょっとした自分の話

きっと多くのPさんも同じだと思うけど、ライブって本番の2日間だけじゃなく、そこに至るまでの数ヶ月間にわたる心の変化とか、迎えるための準備や計画、覚悟の積み重ねがあるわけで。そうやって辿り着いた先で見た景色によって、自分自身に対する解釈もまた変わっていくんだよね。
それでね、なんというか。やっぱり心を動かされるものってあるんだなあって。

今だから言える話だけど、11thの前は「もし11thが期待外れだったり、逆に満足しきっちゃったりしたら、ミリオンに対する熱が収まっちゃうんじゃないか」って心配してたんだ。
もちろん担当の主演公演とか、新しいイベントとか、他にも楽しみはたくさんあった。でも、あの頃の自分がすごくやる気を出せていたのは、「11thがきっと再演してくれる」って信じてたからこそモチベを保てていた部分が大きかった。

だから、11thが終わったあとは結構悩んでいた。
この先、自分は何を支えに前へ進めばいいのか、何を期待してより遠くの未来を見ればいいのか。
ここまで来ると、どうも「きっとあるから」とか「信じてるから」だけでは自分を説得できなくなって、もっと確かな手触りのある期待というか、決心をつけて走り出したくなるような方向性が欲しかったんだと思う。

そんな中で迎えた14thは、今までのライブよりもずっと軽い気持ちで応募した。
正直に言うと時期もちょっと都合が悪くて、行くかどうか悩んでたくらいで。
でも、久しぶりにひなたの声優さんも出演されるし、不思議発見ラボ!のオリメンも揃うし。この先しばらくライブに行けなさそうな事情もあって、「せっかくの機会だし」とやっと決心をつけて参戦することにした。

ミリオンを自分の中でどんな位置に置けばいいのか。この先10年付き合えるほどの覚悟や、それに見合う熱量が自分にあるのか。
最近はよくそんなことを考えてたし、考えざるを得なかった。
「愛」を語ろうと思えば、パチパチと熱量を出す自信はあるんだ。だけど、時間が進んでいく中で自分も知らないうちに変化していくし、未来の自分がどんな形でどこにいるのかなんて分からない。
実際に、過去に全力で楽しんでいたコンテンツから離れた経験もあるから、一過性の勢いだけでは長く続かないことも、進んでいくうちに自分の想いとのズレが出てきちゃう怖さも知っていた。
慣れや惰性に頼らず、常に思考を止めないで、後悔とかはなるべく行動してから考える。自分が育つ中でそんな信条を作ってきたからこそ、少しでも不安要素があるとほんと心配性になっちゃって。あぁもう、人間って面倒くさいなぁと思っちゃう。

でも今回、本当に久しぶりに「ライブというもの」を肌で感じられた気がする。
時間が経つと忘れちゃうんだよね。会場を照らすライトの温かさとか、ステージの向こう側に立っている方たちの積み重ねとか。
ライブって作られた楽しさという面もあるから、そこで楽しいと感じるのはある意味で当然で。でも自分はそこから一歩進んで、どうやって自分を納得させるか、本当に自分の心と繋がる「自分の一部の欠片」になるものをずっと探していたんだと思う。

14thのひとつの大きな意味として、「ああ、今でもこのミリオンライブが好きなんだな」って、自分の素直な感情としてもう一度受け止められるように解釈ができた。
そこにあったんだよな、ちゃんとアイドルが。
アイドルだけじゃなくて、ミリオンライブとして「次」に繋げられる何かが。
うまく言葉にできないけど、なんというか……また次が楽しみになってきたなあ、って。ライブが終わってから、その実感がだんだんじわじわと湧いてきた。

少しだけ先の話

この先の約1年間は、自分の人生にとって大きなターニングポイントになりそうで、これまで以上に忙しくなってくると思う。そのため、しばらくはライブの現地から離れることになる。

ミリオンはこれから、すでに発表されている来年3月のデレミリ合同公演や、今回の14thで発表された来年6月のミリシタ10周年記念ライブが控えている。スケジュール的に現地へ行くことはできないけれど、配信ではちゃんと見届ける予定なので、今から楽しみだ。

インターネットでの活動はこれからも続けるし、ミリオンライブ!から離れるとか、しばらくお休みするとか、そういう話では全然ないのだけれど。
やっぱり少しだけ寂しい気持ちもある。
ただ、自分の人生で本当に目指したい目標があるのなら、今はしばらく我慢して向き合わなければいけない時期なのだと思う。

それでも今回の14thで、久しぶりに会えた人もいれば、新しく築けた関係もあった。そして何より、ライブという空間の感覚を忘れてしまう前に、もう一度肌で思い出せて本当によかったと思う。

来年の自分が果たしてどこでどうしているかはまだ分からないけれど、これからも自分なりの歩幅で、ミリオンライブ!と一緒に進んでいきたい。

いいライブだった
いいライブだった

ここまで読んでくれてありがとう!ゆうきでした。

Authored by ゆうき