11thLiveというライブについて

延期になったライブから、実際に現地に立つまで。私がミリオンライブに出会ってからの二年間の記録。

  • アイドルマスター_ミリオンライブ!

始まり

2023年8月のある日、ミリオンライブと出会った。
あの時はまだアイマスにそんなに詳しくなくて、その頃遊んでたデレステと同じシリーズのアニメが放送される、という軽い気持ちで見に行った。そしたらまさかの大感銘!翌週もう一回劇場に足を運んで、もう一回先行上映を見た。全く知らない52人のアイドルの話なのに、それぞれの間の絆と夢を描く意思がよく伝わってきて、すべてがそこから始まって。
しばらくして、ミリシタを始めて、ミリオンの漫画も読み始めた。ちょうどその頃読んでたBlooming Cloverがすごく好きで、act-4でclover daysが披露されるかもしれないと聞いて買った配信のチケットが、まさにその通りになって、初めてミリオンで強い感情がわいてきた。
好きが次々と湧いてくる感覚と久しぶりに出会った。もし、次にライブの現地に行ける機会があれば、行ってみたいなーって。多分この頃から思ってた。
その直後に続報が出て、ミリオンライブは11周年も周年ライブを開催することが決定!めでたいめでたい。どうやら今回から主演公演の形式に変わって、トップバッターを務めるのはロコと百合子だった。今から楽しみだ。

2024年7月。一歩ずつミリオンにはまっていき、ついに初めてのミリシタ周年イベントがやってきた。始まる前はさんざん知らないと言ってたのに、いざイベントが始まって気づいたら担当の100傑 (特定のアイドルのトップ100位) を目指していた。そんな中少しの暇を作り出して秋葉原のコラボイベントへ行き、初めて名刺交換をして、そこで出会った2人のPと一緒に秋葉原を回った。二人の方と現地やライブなど色々語って、それが初めての、ほかのPとの出会いだった。色々聞いた後、11thライブへの期待が膨らんできて、自分も何か準備したくなってきた。

8月ごろ、自分の名刺を描いてみることにした。画力がない自分(今もそうだけど)だったため、色々と回り道をしたけど、1か月かかって何とか名刺を作り上げた。そこから印刷所にデータを出して、完成した名刺を受け取って、旅の計画を立てて、あとは名古屋に行くだけ。1年間追ってきたミリオンの初めてのライブだー!

そう思ってた頃もあった。

少なくとも前日の夜6時10分までは。


延期

突然の発表があった。演者さんがコロナに感染したため、11thライブは延期になっちゃった。
あまりに突然すぎて、一人で名古屋の町中を徘徊しながら、自分はただ落ち込むことしかできなかった。
翌日、ライブがなくなったけど、すでに名古屋に来てるということで、公式のコラボを回ることにした。そして、予定通りday1のオフ会(オフ会は無事開催できた)に来たら、ロコの新曲が発表されていた。
そうだよね、主演公演なんだよね、きっと何かすごいものを用意してたんだ、と思いながらも、でも新曲というサプライズでみんなを驚かすのも主演公演のトップバッターであるロコにしかできないことで、まさかこんな状況で発表されちゃうなんて。
誰にもどうしようもなかった、一番避けたい状況が起きちゃった。
そんなことを知った以上、オフ会で感情をこらえるのが精いっぱいで、帰り道にただ「ホテルに着いて新曲を聴くまでは泣いちゃダメ」としか思えなくなった。
ホテルに入って、エレベーターに乗って。扉をあけて、昨日の夜と同じ光景。そっとスマホを取り出して、流れ出すCOLORS ON CANVAS。
心がもうだめだった。
長らく待ってきた11thが開演せずに終わっちゃうなんて。楽しみにして待ってたものがこんな形でなくなっちゃうなんて。よりによってこんなに楽しい曲をサプライズにしようと思ってたなんて。すべてが台無しになったと思うと、そんなロコの姿が目の前に浮かんできて、一人静かになったところで、段々と自分を支える壁が崩れてゆき、泣きながら倒れこんだ。
ぐちゃぐちゃになってゆく顔を抱き込むように撫でながら、流れる愉快なロコの曲の中で今日は終わっていった。

気づいたらもう朝だった。あぁ、そうか、今日もライブはないんだ。一夜泣いて少し落ち着いてきた自分は、今日は名古屋市内を散策した。そしたらそこら中にPが溢れていて、いろんな人と話してる中で、つらい思いは自分だけじゃないんだなって思った。みんなも同じように、11thがなくなっちゃったことで色々と複雑な思いを抱いてた。

結局名古屋の旅はこのまま終わっちゃった。ライブの無い2日間だった。
初ライブはまたこの先に預ける形で、公式声明の「延期」という文字に期待を持って待つことになった。


再演

あれから1年と4か月が経った。
いつもの日常が非日常に変わってゆき、今日は朝早くから空港に向かって久しぶりの遠征が始まる。
延期となった11thは1年4か月を経て、小倉で開催されることになった。
飛行機に乗って博多へ向かう。
久しぶりに降りた九州の大地、天気はわずかに雨。
雨はすぐ止まったのでよかったものの、この後すぐに門司港へ向かう予定だった。新幹線で小倉まで行くと約15分だけど、在来線特急に乗っていくと小倉まで40分くらいかかる。
…が、まさかの不測の事態で、新幹線が運転見合わせになっちゃった。
えっ!?これじゃ予約に間に合わないよ!?って焦ったけど、30分後に運転再開するとのアナウンスがあったので、とりあえず新幹線の切符を買ってホームに向かった。
ただ延々と発車する気配がなくて、再開予定の1時が過ぎても新幹線が動く様子はなかった。結局1時43分になってから発車して、1時半の予約には間に合わなかったけど、何とか門司港に着いた。(予約は同行者が何とかしてくれた。ありがとうございます。)

若干来るまでにトラブっちゃったけど、無事に門司港に着いて、目標に着実に向かってる。ようやく着いた門司港ビールさんは午後も営業してて、待ちに待った昼食をようやく食べれる。
港の風はやや強くて、水面のまばゆい光が店内を照らしている。注文した焼きカレーとビールを目の前に並べて、まるで昨日までの日々が夢のようだ。
午後3時、私はただ幸せな時間を過ごして。

門司港ビール
門司港ビール

ここで飲んだビールは人生の中で一番おいしいビールだった。焼きカレーもおいしくて、もっと腹が減ってたらもう一皿食べたいくらいだ。

この後すこし門司港あたりを散策して、軽く港町を楽しんだ。大きな橋とレトロな街並みが気持ちよくて、ただ青い空から、何事も無いような安心感が伝わってくる。
門司港ビールに同行する予定だった友人と会って、門司港プリンを食べた後(多分これも人生で一番おいしいプリンだった)、ライブ会場とホテルがある小倉へ向かった。

余談だけど新幹線が2時間以上遅延したおかげで、特急券の部分が返金された。これが災いを転じて福と為すっていうものなのかな。

ホテルにチェックインして、荷物を置いて、SNSを確認する。
6時10分、何も発表はない。よし。
あとは明日を待つだけだ。


夜の会場
夜の会場

軽く会場と資さんうどんを回って、ホテルに戻ってきた。
部屋の中を見渡す。
壁に掛けてるのは、11thのために作ってきたTシャツ。

Tシャツ
Tシャツ

NEI (THE IDOLM@STER 765PRO ALLSTARS LIVE NEVER END IDOL!!!!!!!!!!!!!) のころからTシャツを作ってみたくて、ちょうど11thに向けて作ってみることにした。両日の主演公演に合わせて、ロコと百合子のデザインを作ってみた。スケジュール的にギリギリだったけど、何とか服として完成できた。
今回はヒートプレスを使ってプリントする方式をとって、自分で印刷してみた。初めてだから色々と手間がかかったけど、プリントした後の服に付着してた印刷用紙を剥がした瞬間、自分のデザインが服になった!ってなって楽しかったな。

そして名刺。

名刺
名刺

今まで使ってた名刺は前回の11th頃に完成したもので、ずっと更新したかったけどなかなか時間が無くて、当時描いたものを使いまわしてた。同じく11th前のすこし余裕がある時間に改めて名刺に使う絵を描いて、新しい名刺を作った。
新しく描いた名刺の上には今の担当の3人を入れた。
裏の「星空で導く道標となって」について。「星空」はひなロコ可奈3人のオリユニ名で、意訳すると「私を導いてくれた3人組」になる。
もしかしたら周囲からは「ひなたP」として認知されていることが多い気がするけど、じつはロコと可奈のPでもあるんだ。いつも通話してる知り合いにこのことを話したら、私がロコPだという事実に驚かれてしまった。担当という言葉の重みを考えて、ロコと可奈にはあまり「担当」という表現を使ってこなかったのもあるけど、もう少し表に出した方がよかったかな…なんちゃって。
もし会場で名刺交換してたら、改めてよろしくお願いします。

明日の準備は完成した。あとは明日を待つだけだ。
きょうはおやすみ。またね。

ぬい寝
ぬい寝

Day1

待ちに待った11thライブの当日がやってきた。
だいたいの用事は昨日済ませたので、自作のTシャツを着て、朝ごはんを済ませたあと、今日は朝から気軽に会場へ向かった。
今日も青空が澄み渡ったいい天気で、会場の近くではおそらく音漏れ対策でロコと百合子の曲を流してた。時間が過ぎてゆく中で人もどんどん増えてきて、ようやくここに来たんだな、って感じる。
会場の横に物販と展示スペースがあって、そこに公式応援プロデューサーのボードが置いてあって、自分と同名のPもちゃんといたことを確認できた。(なぜかゆうきPは多い)
カレーパンを食べながら、時間が過ぎてゆく。久しぶりに会う方々と名刺交換しながら、ようやく11thライブは開催されるんだなって実感する。
そして開演の時間がやってきた。

一歩、一歩と歩を進める中、490日前には来られなかったその扉の先へ進んでゆく。
プリントされたチケットの上に書いてある場所はEブロックだった。同行者が行けなくなって買いなおしたチケットだから、後方なのは覚悟してたので、そんなに気にしなかった。490日前の状況を考えると、ここに立って、ライブを見れるだけで十分嬉しい。

席day1
席day1

暖かくて親しみのある会場の強い光が頬を照らす。大勢の人が中に入ってきて、会場はすでに熱気でいっぱいになってる。
手の震えが止まらない。本当なのか?本当にライブが始まるのか?と不安な思いが脳を駆け巡って、ただそれを太ももの上で抑えることしかできなかった。
怯えながらも、徐々に盛り上がる音楽と歓声が、ライブの始まりを予告していった。
大きなスクリーンの中で、今日の出場者を一人一人紹介していく。延期になったことでひなたと可奈が出演できなくなったのは残念だけど、でも少なくとも「11thライブ」は無事に再演できた。
そして最後、ついに、ロコの名前がスクリーンに映し出された。

北九州へようこそ!
THE IDOLM@STER MILLION LIVE!
11thLIVE DAY1 Atelier ROCOMOTION!!

開演です


♪ IMPRESSION→LOCOMOTION!
まさにロコらしい曲から始まった。
初めて今回の公演の衣装を披露した。カラフルで素晴らしいデザインだ。
ロコのソロ曲はどれも大好きで、この公演で披露するのを待ってた。
やっと、始まったんだな。

  • プロイラストレーター登場

そしてまさかのイラストレーターさんが同時に絵を描く企画!
いやーロコの公演とはいえすごいロックな企画を持ってきたな。
自分も軽く絵を描く身とはいえ、プロの絵の速さに衝撃を受けた。あの完成度のラフを20分で!?そっから20分でそんなに進められるの!?など。あと3人目で妙に盛り上がったのを同行者に聞いたら、育の声優さんらしい。声優どころかプロのイラストレーター並みに完成度が高い絵を描けるなんてすごいなぁ。

♪ 紙・心・ペン・心 -SHISHINPENSHIN-
よく夏や冬に開催されるあるイベントへ行ったことがある方なら、この曲をよく知ってるかもしれない。実際に何か作ってるときはいつも思いでいっぱいなのになかなか形にできなくて、焦りながらも時間ギリギリになってから完成して、でもそれが自分の全力を出した結果なら完成した後に振り返ってみると楽しい時間だった、そんな心境をよく表してる曲だ。
もとからハイテンポでリズム感の強い楽しそうな曲が好きで、自分でそういうイベントに一回参加してみると一層思い出の深い曲になった。
余談だけどまさか今回が初披露だとは思わなかった。

♪ わたしルネサンス
多分ロコのソロ曲の中でも一番好きな曲。ロコのそういうところに惹かれたのだと思う。もし自分の絵に賛同する人がいたら喜ぶけど、たとえ誰も気にしてなくてもロコは自分の道を歩む。そんな世間の声を自分の悩みにしないロコはすごいなぁって思う。
実際にロコはちゃんとした実力の持ち主だ。そんな彼女にとって選べる道は多々あるけど、その中でアイドルを選んでくれた。そして出会うことができた。
常に完成の先にあるワクワクのために動ける人は強くてきっと遠い未来もうまくいく。そんなロコと、ロコのそばで応援する千鶴の二人で完成させた曲だ。

♪ Upper Dog
全くの予想外だったその1。
SRT (Stardom Road Theater) シリーズ前半の代表曲といってもいいこの曲。駆け上がる強い意志をもった心を表す曲で、あと単純に聞いてて楽しい。

♪ Fairy Daysは絶え間ない
全くの予想外だったその2。
え??ついこないだイベントでやった曲だよね??前回の11thではまだなかった曲もやるの!?
流石に予想外過ぎた。
確かに久しぶりのロコのセンター曲であって、このタイミングでの披露が一番いい機会かもしれないけど、でもまさか披露されるとはこれっぽっちも思ってなかった。
ロコの歌声が素晴らしい…

♪ Sky Survive
全くの予想外だったその3。
実は前回の11thより前の曲だったのは後から知った。
少し古風なファンタジーの雰囲気で、ラップパートのひなたがかわいい曲。
もしひなたが出演してたらこの曲を歌ってたんだな…

♪ STEREOPHONIC ISOTONIC
ロコのソロだけどロコが登場しない枠。特徴的なサウンドエフェクトですぐわかった。途中の「ヘッドフォン」のところでペンライトを下げるのが楽しかった。前の2曲とは違ってロコの強気でアーティスティックな一面よりもまろやかで優しいロコを表してるような曲で、煩雑な世界の中に自分だけの世界を作り出すようなロコのソロ曲でもちろん大好きな曲の一つだ。

♪ 産声とクラブ
来るな、と思って来た曲その1。
CLEVER CLOVER公演の1曲で、独特なテンポとセンスが好きで、同時にミリオンの難曲でも有名。その神秘的なフレーズが意外とロコの声と合う。
実はこの曲も後から初披露だと知った。

♪ I did+I will & 月曜日のクリームソーダ
来るな、と思って来た曲その2&3。
丁度直前にJelly PoP BeansのCDドラマを履修してて、曲としての意味と展開を復習してきたので、この二曲が来てちょうどよかった。時空を跨ぐ物語としてのI did+I willの曲名の意味や、ピーチ姫につながる話など。
あと月曜日のクリームソーダのコールがちょっと複雑でわかんなかったな。ごめん。

♪ Shamrock Vivace
来るな、と思って来た曲その4。そして多分一番期待してて、同時に一番心残りな曲だと思う。
なぜかというとひなたがいないからだ。
…何度もこんなこと言ってごめんね。でもやっぱりこの曲を演奏するうえでひなたの存在は大事だと思うな。特に自分にとっては。
この曲も大好き。CLEVER CLOVERはどの曲も大好きで、その中で担当が決まったり担当が輝いたりと、多くの意味を持つこのCD盤、そしてCLEVER CLOVERの集大成として、ひなたがセンターに立つShamrock Vivace。
「だって私達は無敵!」
は、やっぱりひなたの声で聴きたかったな。


♪ COLORS ON CANVAS!
恐らくこのライブにおいてロコにとって一番大事な曲。主演公演のトップバッターで、各主演に新曲が用意されているという、秘密とされてた事実。490日前の名古屋でまさにこの曲によってズタボロに泣いてた。
何でだろう?自分でも悲しむ理由が分かんなかった。ライブが消えたから?それとも期待してたものが無くなっちゃったから?
そんな中で一番このような光景を見たくなかったのはロコでしょう。長らく準備してきて、沢山練習した先に、ライブの延期が待ってたなんて。
あの夜から何度も何度もこの曲を聴いてた。可能性と夢を描いてゆくような大胆で軽快な曲で、初めて聞いた時から色んな意味で没頭したような曲で、さらにミリオン全体の中でも特に好きな曲となった。
ずっとこの曲が11thで披露されるのを待ってた。いろんなことがあった11thの中でも一番大切な思い出で、そして多分、ミリオンのライブの系譜でこれがこの曲の最初で最後の披露の機会でしょう。今日聞きそびれたらまたその先はいつになる?今日のためならその長い待ちもなんてことない。

数百回は聞いてきたけどやっぱりコールはよくわからなかった。気分で「メイキン」と叫びながら、ただ楽しいこの4分間が過ぎていった。
舞台が遠いから上の様子はちゃんと見えなかったけど、多分ロコの声も少し震えてる気がした。

楽しい時間はあっという間に過ぎていった。思ってたほど自分の感情はこぼれなかったけど、間違いなく今までで一番良かったライブで、これが待ちに待った11thライブなんだな。
これでいいんだ。
もう終わっちゃうんだな…


最後のART NEEDS HEART BEATSが終わって舞台が暗転し、情報発表が終わったあと、もう一つの待ちに待った曲が流れ出した。

♪ 7Days A Week!!
やっと…だ。
初めて走った周年イベントから、ついにここまで来れた。

なんでだろうな。

ライブの最中なのに、まだ曲は終わってないのに。
感情が反応する前に、体が先に反応してた。
あれ、おかしいな?自分ってこんなに辛かったの?
ぼたぼたと垂れていく涙に脳の思考は追いついていない。
もうペンライトなんて振ってる気力とかもなくて、何とか前の椅子の縁をつかんで、立っているだけでも精いっぱいだった。
なんかこう、あーいいライブだった!とか、終わっちゃうんだなー、とかじゃなくて、それ以上に、やっと悔しさが晴れたような感じが強かった。

あぁ…
長かったよぉ…
ああぁ…

11thの日から今日までの490日の間、ほんとに11thを思い出さない日がなくて、その間焦がれながらも待つことしかできなくて、今日から490日前にロコの新曲があるのを知って、ただホテルで泣きながら眠るしかできなかったあの日からの1年4か月間、そこからミリオンライブに振り回されてた日々。
11thの直後に発表したハッチポッチ2 (THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS HOTCHPOTCH FESTIV@L!! 2) が初現地になったり、11thの悔いからその思いを伝えたく夏のISF14 (IDOL STAR FESTIV@L 14:同人誌即売会) に2か月を注ぎ込んで頑張って同人誌を作ったり、NEIで765ASの長い歴史に感銘を受けたり、そこから夏の終わりころに引っ越してから、ライブに行くには遠くなったけど、頑張って11thに行けるようにしたりと。
長かった。
あれからこんなに経ってやっと現実になったと思うと、もう何もかもがどうでもよくなってきた。

わあぁ…
声にならない声を出すのが限界だった。
自分がもう何のために泣いてるのかもよく分かんなくなって、それは7Days A Week!!に感動してるのか?それとも長らく待ったライブがようやく終わりに近づいたのか。

言っちゃえばただのライブなのに、なんで自分の執念がこんなにこみ上げてきちゃうのかな。

初めて7Days A Week!!を聞いたときは、ちょうど周年イベントが終わった8月で、まだ11thは始まってなかった。その時聴いて、これは多分ライブで泣いちゃうな、って思った。多くの積み重ねや思い出が重なった曲で、本当にライブで受けたらどうなっちゃうのかなって。
泣くどころじゃなかったよ。もうズタボロだった。何も話せなくなるくらいに。
こんなにボロボロに泣くなんて思ってもなかったよ。

もし、一つ言うとしたら、公式の「延期」の一言を信じて、この長い長い待ち時間に甲斐があった、ってことかな。

予想以上の最高のライブでよかった。


ロコの最後の挨拶を聴いてた時もずっと泣いたままだった。
気づかないうちに最後の一曲が終わっていて、気づいたら舞台の上にはすでに誰もいなかった。
でも、なんというか、ほっとした気分。今まで自分を束縛してた縄が解けたような感じ。
長い夢から目覚めた気分だ。
おはよう。
そしてありがとう。
舞台の上には誰もいないのに、温かくて、優しいロコの雰囲気がほんのり残ってる気がする。

もう誰もいない舞台だけど、ただただ、私から言える言葉はもう「ありがとう」しかないなって。
ロコありがとう。自分はもう過去の怯えに囚われる必要がないんだって、今までの3年間ミリオンライブが自分のそばにいてくれてありがとうって、スタッフさんたちが頑張って延期ライブを開催してくれてありがとうって。

ありがとう。


Day2

そういえばまだライブは終わってなかったね(おい)
昨日と同じく朝ごはんを済ましてから会場にやってきて、今日の展示には昨日ロコが描いた作品が置いてあった。

ロコアート
ロコアート

名刺交換しながら時間が過ぎてゆき、今日もライブの開演時間が近づいてきた。
全部の感情を昨日にぶつけたみたいに、今日はかえって楽に楽しめそうだ。
今日の席は同行者が取ってたチケットで、昨日より前のBブロックの席だ。

席day2
席day2

視界は昨日よりずっと良くて、昨日はスクリーンしか見えなかったけど、今日は逆にスクリーンを見る必要がなかった。
でも昨日もそれはそれで十分楽しめたから、そんなに場所を気にしないタイプかも。

昨日と同じく今日の出場者の動画が流れて、そして
THE IDOLM@STER MILLION LIVE!
11thLIVE DAY2 百合咲き誇るレムリア

開演です


  • リリィのレムリアの冒険

いつもはMCが始まるシーンで百合子が歩き出して本を読み上げ始めて、最初はどういうこと?って思ったけど、徐々にこれは百合子が描いてる物語だとわかった。レムリアに暮らす少女リリィは町の外からやってきた旅人に心惹かれて、百合の花を一つ渡したい!という思いから物語が始まった。
今日のセトリは物語と強く結びついていて、百合子のソロが描く始まりから、恋バナを描く曲、そして百合の花を探しに森に入って、やがて夜になって危険な目に遭っていく、という流れだった。
最初の曲からまさか中盤まで休憩なしで、物語の展開を挟みながら連続で10曲も続いて、ノンストップな展開に「これが百合子の主演公演か…!」って驚いた。
印象深かったのは舞台の上のスクリーンが本の栞みたいになってて、物語が進んでいくうちに舞台はまるで本のページをめくってるみたいで、物語の世界に引き込まれるようなデザインで好きだった。
百合の花を集めてたリリィが気づかないうちにあたりが暗くなっていき、森の中に潜んでた者たちが出てきた。森を進むその先は——

♪ Clover's Cry 〜神と神降ろしの少女〜
!?!?!?!??!?!?!?!?!?!?!?
え待って聞いてない聞いてない聞いてない
だってオリメンが多いのはday1じゃないの
うわああああああああああああああ

なぜこんなにパニクってるかというと
ミリオンライブ始めたころ、最初は52人の中に輝いてる子がいるなーって思ってて、それから動画や曲などを探したりして、たどり着いた先がClover's Cryだった。
いつの間にかその子が担当になって、彼女の歌声と気品に惹かれて、彼女を追いかける形で自分もミリオンに引き込まれて行って、そして筆を持ち始めて今まで描いてきた彼女の姿。
今見ると私をミリオンライブに連れてきたアイドル、木下ひなた、その最初の出会いともいえるこの曲。
Clover's Cryで披露したひなたの不安げだけど芯が強く勇敢な歌声が好きで、ここから彼女に引き込まれてミリオンライブに連れてこられたと思う。
11th前に何度かセトリの話が上がってきたけど、Clover's Cryは多分来ない曲として落ち着いてた。
なのにまさか来るとは思わなくて、しかもDay2に来るなんて…
これじゃまるでひなたのClover's Cryは最初から聞けなかったってことじゃん!!!!!!!
あああああああああああああああああ
(ぼたぼた)

とまぁ
若干この後の出来事をあまり覚えてないけど、Day2もそろそろ終わりの頃だ。
険しい森の戦いを乗り越えたリリィは助けに来た勇者に百合の花を渡して、旅立った旅人はその百合の花を見るとリリィとレムリアを思い出すようになった。そしてリリィも旅人の後を追うように、数年後にレムリアから旅立った。そしてやがて二人は再会して、また新たな物語が始まったけど、それはまた別の物語。
そして最後——

♪ Tomorrow Program
流れ出すテロップ歌詞、笑いだす会場。浮かびあがる歌詞の説明、そして百合子の本が1億セラーと書いてある帯、さらに続くハリウッドの映画化。感動的なのに、なぜか笑い出しちゃう不思議な空間。
そして最後の

段取るのは

プロデューサー
きみだよ

突然流れ出すメタ的な情報と百合子の笑顔。ふふ。そうね、これも百合子らしい。さすが百合子だ。いつも物語の先を行く。


これが百合子の公演か。
よかった。
しばらくはまだ余韻に浸っていたいな。
周囲がアンコールコールを始めた。
うん?
ちょっとまって?
よく聞くとどうやら…
\アンコール/
\アンコール/

\再放送!/
\再放送!/
\再放送!/
あははははははははっ
気づけば会場は再放送コールで満ちていた。
あまりの出来事で爆笑しながら、自分も再放送!と叫びだした。
情報発表が終わった後、社長は\アンコール/で締めたけど、会場の中は\アンコール/と\再放送!/が混じっていてなかなか面白かった。


そして無事両日公演が終了した。
色々と思うことがあるけど、とりあえず11thが無事に開催できて良かった。
NEIの時に、もし自分の担当が同じようなパフォーマンスをした場合、自分はどんな反応をするのか、耐えられるのかとか思ってたけど、今回で答え合わせ出来てよかった。
今後の予定はまだ立ってないし、もう一度担当の主演公演が来るかどうかもわからないけど、少なくとも一つ、ミリオンライブにおいての心残りを回収できたのは大きかった。
11thライブは自分にとって完璧すぎた。大きすぎる期待を持っていたのに、自分の想像を遥かに超えてきた。

終幕
終幕

ラウンジのメンバーと会場前で集まって、向かっていく途中に中を覗き込んだら、すでに椅子などが片付けられていて、数百人のスタッフの方々が会場内に集まってステージの撤収作業を行っていて、トラックや重機が場内で忙しく解体作業を進めていた。
あっという間だったな、楽しい二日間。長かった。長かったのにあっという間だった。やっと君たちに会えたよ、ロコ、百合子。

一時期は心配してた、11thの後自分に何が残るのか。もし、執念が実ったら、また何が残るのか。11thは完璧に限りなく近かったけど、またひとつ目指さなきゃいけない目標ができた。
そうだよ11thにひなたはいなかった!これで終わるわけにはいかない!
少なくとも木下ひなたのClover's Cryを回収するまで死ねない。
あ、あとひなたの主演公演も待ってるよ~!

オフ会が終わってみんなで一緒に会場に帰ってきた。偶然同じく会場に戻ってきたPたちと一緒にライブについて語ったり、よわよわプロデューサーなわたしがまたぼろぼろと泣き出したりと、11thの最後に楽しく締められた。
そのとき一緒に語ってくれたり慰めてくれたPの方々、ありがとうねぇ。
また現地で会おう。

感謝
感謝

終幕

ミリオンライブを始めてから人生が大きく変わった。2年半前の自分はまだミリオンライブのミも知らなかったのに、今はもうとっくにミリPになってる。この52人の中で担当と出会ってから、一歩ずつ、11thに、ハッチポッチ2に、ISFに、NEIに、そしてもう一回11thに来れた。物語で例えるなら、アイマスを始めてからが1章、11thから11thまでが2章で、色んな「初めて」を経験したあと、これからはまた新しい3章が始まっていく。
色々な初めてを経験して、また新たな変化と循環の先に自分がどう変わってゆくかは、時間をかけて証明していく必要がある。

「一生」は強くて美しい理想だけど、今と一生の間にはいくつもの一瞬を重ねていく必要がある。
自分が必ずしも確信できない約束は簡単に交わしたくないけど、少なくともミリオンライブは、初めてそのような思いを持てた存在かな。
少し自分の話になるけど、絵を描き始めた理由はそんなに大したことじゃなかったけど、ミリオンライブと一緒に進んでいくうちに気づいたら2、3年が経っていた。今まで飽き性だった自分がこんなに長く続くなんて自分もちょっとびっくりだ。今もまだままならない部分は多々あるけど、でもいままで続いてきた中で新たな風景と出会いに恵まれて、そして踏み出したことによって自分の度胸も少し付いてきた気がする。たぶん。
たとえ未来に何が起きても、今の日々の楽しさは簡単に色褪せるようなものではないし、その思い出はまた将来の自分を大きく変えることになるだろう。
自分の目的と初心を忘れずに、これからもミリオンと一緒に進んでいきたい。

短い非日常が終わって、またいつもの日常に戻った。
またこのような非日常の瞬間を迎えるまでに、いくつもの日常を積み重ねていく必要がある。
ただ、もうこんなに一瞬を重ねてきたんだから、もう一つくらい次の瞬間を描いてみてもいいじゃないか。
それぞれが同じ道にいればきっとまた交わるさ。

また会おう
また会おう

Authored by ゆうき